ボディカラーと合わせた色味をさりげなくプラス! ちなみに、オシャレ上級者のモデルさんやスタイリストさんが選ぶクルマ、というよりボディカラーは、モノトーンを基本としていることが多いようだ。理由はどんな色の服でも似合い、コーディネイトしやすいからとか。もちろん、クルマにはさまざまなボディカラーがあり、レッド、ブルーなど、そのクルマのキャラクターにどんぴしゃに合えば、鮮やかなボディカラーを選ぶのもいい。また、自身のファッション傾向に合うクルマ、ボディカラーを選ぶ、というクルマ選び、コーディネイトの方法もあるだろう。
オレンジ色のボディカラー 画像はこちら
その場合、やはりクルマとドライバーは一体……と考えるならば、ボディカラーとさりげなくコーディネートした色味のファッションでキメるとオシャレではないか。
トヨタRAV4とのコーディネート01 画像はこちら
以前、トヨタRAV4のアドベンチャーグレードの撮影でクルマの横に立つことが事前にわかっていたため、ボディカラーのアッシュグレーメタリック×グレイッシュブルーの2トーンカラーと合わせ、ハットをグレー、ポロシャツをブルー、パンツをホワイト、スニーカーをブルーでコーディネイトしたことがあるのだが(愛犬のドッグウエアまでグレー×ブルー)、手前味噌ながら、なかなかのマッチングだったと思っている(勝手な思い込みですが)。
トヨタRAV4とのコーディネート02 画像はこちら
また、スバル・レヴォーグのサファイアブルー・パールとのコーディネイトでは、ブルーのキャップにホワイト×ブルーのスター柄ニット、そしてブルー×グレーのチェックパンツを組み合わせてみた。ホワイト地にブルーメタリックのスター柄があしらわれたニットのチョイスは、もちろんスバルのエンブレムの六連星を意識してのことだが、もちろん、スバルとはまったく関係のないブランドのアイテムである。
スバル・レヴォーグとのコーディネート 画像はこちら
もし、クルマ愛が強すぎて、どうしても純正アクセサリー、アパレルのアイテムを身に着けたい、というなら、小物で勝負すればオタク感はかなり薄れる、どころかカッコいい。チョイスすべきは時計やネクタイ、サングラス、財布、キーケースあたりである。
上級者であれば、例えばポルシェ乗りだとして、ポルシェのロゴが入ったアパレルよりも、時計やネクタイを、ポルシェ・モータースポーツのオフィシャルパートナーであるショパールのアイテムを選ぶほうが、分かる人だけに分かるカッコ良さ、センスの良さがある(実際にそんなポルシェオーナーもいると聞く)。もっとも、過去にショパールがポルシェとコラボして発表したクロノグラフの「PORSCHE 919 EDITION IN STEEL」は141万円もしたのだけれど……。
あるいは、ハイブランドと自動車メーカーとコラボした、メルセデスベンツ×アルマーニ、ミニ×ポール・スミス、マセラティ×エルメネジルド ゼニアといった特別仕様車があったように、それと同じクルマとファッションの組み合わせも、これまた分かる人には分かる究極のオシャレであり、クルマとファッションの粋すぎるコーディネイトではある。
ミニ×ポール・スミス 画像はこちら