この記事をまとめると
◼︎アウトランダーPHEVに「SOSコール」を採用
◼︎事故の際は自動で通報する機能を搭載
◼︎D-Call Netという全国の医療機関やドクターヘリと連携したシステムも導入
備えあれば憂いなし。万が一の際に自動で通報!
もうすぐ販売されるフルモデルチェンジされたアウトランダーPHEVは、早くも注目のSUVとなっている。
そんなアウトランダーPHEVに搭載されるコネクティッドサービス「MITSUBISHI CONNECT」に、危険を感じた時や急な体調不良の際に専用のボタンを押すか、または万が一の事故でのエアバッグ展開時には自動でオペレーションセンターにつながる「SOSコール(エアバッグ展開時自動通報機能付)」を採用すると発表した。
今回採用されるSOSコール(エアバッグ展開時自動通報機能付)は、急病時や危険を感じた時に室内の「SOSコール」ボタンを押すことでヘルプネットオペレーションセンターにつながり、警察や消防への連携をサポートする機能となる。また、万が一の事故発生時には、エアバッグ展開と連動して自動通報し、救助が必要と判断された場合は、車両情報に基づき、迅速に緊急車両などの出動要請を行うというシステムを採用。それに加え、ドクターヘリなどの早期出動判断につなげるD-Call Netも対応しているということで、万全の体制を備える。
なお、後述しているD-Call Netは、一般的にAACN(Advanced Automatic Collision Notification)と呼ばれる、車両のコネクティッド技術を活用した救急自動通報システムのひとつで、交通事故発生時に車両のデータを国内の事故データ約280万件をベースとしたアルゴリズムに基づき自動で分析、死亡重傷確率を推定し、このデータを全国724か所の全消防本部と全国で43道府県・52機・61病院の協力病院に通報するという仕組み。これらの情報を元にドクターヘリやドクターカーの早期出動判断につなげることが可能で、交通事故での救命率向上を目指すシステムなのだ。
事故をしないに越したことはないが、100%事故をしないことはあり得ないので、こうした安全システムの採用は安心に繋がる。
このシステムがそのほかの三菱車にも採用されることを願いたい。