この記事をまとめると
■そろそろスタッドレスタイヤに履き替える時期
■手持ちのタイヤが使えるのか、交換時期なのかは、安全のためにも正確に見極めるべきだ
■この記事では3つの判断基準について解説する
摩耗、鮮度、ゴムの劣化の3点で判断できる
冬本番を迎えるにあたって、気になるのはスタッドレスタイヤの寿命。手持ちのスタッドレスタイヤが今シーズンも使えるのか、それとも交換時期なのかは、次の3点で判断しよう。
1) 摩耗(溝)
2) 鮮度
3) ゴムの劣化(ひび割れ、硬化)
摩耗については、新品時から50%摩耗すると、氷雪路でのグリップ性能が大きく低下して、冬用タイヤとしては寿命を迎える。
スタッドレスタイヤには、溝の部分に50%摩耗の目安を知らせるプラットホームと呼ばれる突起がある(夏タイヤにもある、残り溝1.6mmを知らせるスリップサインとは別)。このプラットホームの高さまで摩耗したら交換のタイミングだ。
ウインターシーズンだけの装着でも、15000kmも走ればこの50%摩耗になるのが普通。
ちなみにブリヂストンのHPには、「100円玉を用意して、「100」の文字がタイヤに直角になるように溝に差し込みます。この時に「1」が見えたら残り溝は約5mmですので、そろそろタイヤ交換の時期と考えてよいでしょう」と、100円玉を使った残り溝のチェック法も紹介されていた。