開ければ満員御礼! それでも1月3日からオープンする新車ディーラーが激減しているワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■納期遅延が続いているが、徐々に解決してきているという噂も

■新年最初の初売りセールは新車を検討している人は行くべきだ

■お正月セール用の即納モデルや割引率の高さ、記念品プレゼントなどがあるかもしれない

依然として納期は怪しいがそれでもディーラーに行くべき

 2021年も師走を迎えた。コロナ禍に入ってから2年が経とうとしているが、新車販売については、おおむね好調に推移してきたのだが、2021年夏ごろから世界的なサプライチェーンの混乱が顕著になると、日系メーカーの国内工場でも操業停止や減産が行われるようになった。そのため深刻な納期遅延が発生し、自販連(日本自動車販売協会連合会)や、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)の販売統計は散々たるものとなってしまった。

 報道によれば、部品供給体制も改善に向かっているとされ、トヨタやホンダは12月からは工場稼働率を平常時レベルまで回復させるとしている。

 そんな2021年に別れを告げ、2022年の新車販売に景気をつけようと行われるのが、年明け早々に行われる“初売り”フェアである。過去には、日産系の一部、ホンダ系やマツダ系、そしてスズキ、ダイハツ系ディーラーなどが、正月2日や3日から店を開け大々的に初売りを行っていたのだが、ここ数年は、筆者がウォッチしている地域では日産系の一部と、スズキ、ダイハツ系ディーラーが3日から初売りを行うに留まっていた。しかし、2021年の初売りはそのダイハツがついに3日からの初売り開始をやめ、4日から初売りをスタートさせた。2021年の初売り時に店頭で聞くと、「たまたま暦の都合で今年は4日になった」としていたが、2022年もしっかり4日から初売りスタートとなっている。

 そして2022年はさらに新しい動きがあった、それはスズキである。ある地域では、メーカー直営の販売会社が複数あるのだが、そのうち1社系の店舗のみ3日から、ほかの販社系の店舗は4日からとわかれたのである。スズキについても、2023年の正月3日からの初売りは全面的になくなる前触れではないかとも考えている。

 ちなみにこの地域のほかのメーカー系ディーラーの“仕事始め”を見ると、トヨタ系は5日、6日そして7日(年末から11連休)からというところもあった。日産系は4日もしくは5日、ホンダ系は4日、マツダ系が5日、三菱系が5日となっていた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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