この記事をまとめると
◼︎海外では日本で不人気なクルマが人気車というケースがある
◼︎日本市場と比較するとその数なんと10倍以上という車種も
◼︎日本では販売を終えている車種も海外ではまだ人気車種として扱われている
日本ではイマイチでも海外では大人気なので結果オーライ
日本の街中では、当たり前のように見かけるクルマが、海外では売られていないことがある。一方で、日本ではあまり多く売れていないのに、海外ではかなり売れている。そんなクルマもいろいろある。
代表的な事例は、北米市場でのトヨタ「カローラ」と「カムリ」。また、ホンダ「シビック」と「アコード」である。
この分野を、C/Dセグメントと呼ぶ。グローバルでは、クルマのボディサイズや車格で、小さい方からA、B、C、Dと分類されていて、自動車メーカーも新車を企画・開発する際にそうした表現を使う。
その中で、CとDについてはC/Dセグメントと呼ばれることが多い。なぜならば、北米市場でのセダンで、基本構造を同じにしたCとDそれぞれのセグメントが、長年に渡り北米市場でのマス(市場でもっともパイが多い領域)だったからだ。
その数は、「カローラ」「カムリ」「シビック」「アコード」それぞれが、年間で20万台後半から40万台近く売れる。日本市場と比べると、数十倍という巨大市場なのだ。