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何このオシャレセダン! ダイハツ最後のオリジナルセダン「アプローズ」は悲運のクルマだった (2/2ページ)

何このオシャレセダン! ダイハツ最後のオリジナルセダン「アプローズ」は悲運のクルマだった

この記事をまとめると

◼︎ダイハツは以前1.5リッタークラスのセダンを販売していた

◼︎素性がよく、ラリーカーとして使われた実績もある

◼︎不運が襲い、いいイメージを持たれなかった悲しいクルマでもある

ダイハツも自前でユニークな普通車を作っていた

 軽自動車やコンパクトカーを得意とするメーカーとして知られるダイハツ。2016年にはトヨタの完全子会社となったことで、トヨタグループにおいて小型車を中心に手掛ける部門としての立場を明確にしている。

 そんなダイハツではあるが、1.5リッタークラスのセダンを開発、製造していた時期もあった。いまとなってはカローラと完全にバッティングするため、そのクラスのダイハツオリジナルモデルが登場する可能性はゼロに近いが、今回はそんなダイハツオリジナルの最後のセダンである「アプローズ」を振り返ってみたい。

 かつてのダイハツでは旧型カローラセダンをベースとしたシャルマンというモデルがそのクラスを担っていたが、待望のダイハツオリジナルモデルとしてリリースされたのが1989年に登場したアプローズだったのだ。

 このアプローズ、一見するとプレーンなスタイルの4ドアセダンのように見えるが、じつはリヤはトランクリッドだけでなく、リヤウインドウまで一体で開閉する「スーパーリッド」と名付けられたハッチバックタイプのリヤゲートを持っていたのだ。

 そのため、セダンとは比べ物にならないほど使い勝手の高いトランクスペースを持ち合わせており、ダイハツらしい個性を持ったモデルという評価を集めていた。

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