ひと昔前の家庭のテレビ並! クルマのモニター「デカさ」選手権をしてみたら衝撃だった (2/2ページ)

もはや底知らず! テレビ並みのサイズを搭載したクルマも

 しかし、上には上がいるもので、2019年のフランクフルトモーターショーで紹介された中国のEV、電動SUVのBYTON M-Byteに至っては、なんともデカすぎる超横長48インチ曲面ディスプレイを搭載。インパネの横面すべてがディスプレイになる先進感溢れるデザインなのである。もっとも、ナビ画面はその一部で、ナビ画面そのものが48インチというわけではないのだが……。

 同様に、ホンダのシティコミューターEVのホンダeだって、インパネの端から端までを貫く、12.3インチのスクリーンを2面並べたワイドスクリーンHonda CONNECTディスプイを装備。2面合わせれば24.6インチとなる。もっとも、ナビ画面自体はその一部(運転席側と助手席の2面同時表示も可能)で、実際のナビ画面は一般的なサイズになる。

 とはいえ、たとえば天地の寸法がごく狭いマツダ車のナビからすれば、いずれも巨大。エンターテインメント機能も充実し、スマホとの連携、リモートコントロールなども可能な時代だから、ナビ、ディスプレイサイズ、そしてその機能にこだわったクルマ選びをするのも悪くない。現状、日本で買えるクルマのなかで、もっとも巨大なディスプレイを搭載するのは、テスラの17インチということになるだろう。

 そんな巨大ディスプレイの装備は、これからの時代のトレンドになること必至で、自動運転レベル3のハンズオフ&アイズオフが可能なクルマと組み合わせることで、走行中、大きなスクリーンで映画の鑑賞も楽しめるようになるということでもある。そんな時代はもうすぐだ!!


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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