車内メイクはNG! 「舞台裏」は見せるべからず
さらに、ドライブというのは順調に道が流れている時ばかりとは限りません。渋滞や通行止めなどに遭遇する可能性もあるので、バッグが小さいならば非常用として自分の分だけでも水などを入れておいたり、チョコやクッキーなど手軽に食べられる軽食を持っておくのも大切です。軽食は、ちょっと小腹が空いてきたけどまだご飯には早い時間だなという時、サッと出すと好印象です。
また、こんなご時世ということもあり、携帯できる消毒スプレーやウェットティッシュも必須。そうした軽食を出す際などに使うと安心ですね。そして、簡単なビニール袋などでいいので、車内ででたゴミをまとめておけるようなゴミ袋や、道の駅やサービスエリアに立ち寄った際にサッと出せるエコバッグがあると、「気が利くコだな」「しっかりしてるな」と良い印象を残せるはずです。
最後に、ドライブデート中の言動について。基本的な姿勢としては、「助手席」とはよく言ったもので、運転する彼をサポートする助手になった気持ちで接することが大切です。見通しの悪い交差点やT字路から出る際などは、さりげなく左側の安全確認をしてあげたり、ナビを入れているからと安心しきらずに、渋滞マークが出てきたらサッとスマホで詳しい渋滞情報を調べてあげたり。初めて行く目的地なら、看板などを見落とさないように一緒に周囲に気を配る、といった行動も彼にとってはとても嬉しいものです。
運転や道路状況にまったく無関心で、「あとどれくらいなの?」とか「まだつかないの?」なんて態度はもってのほか。彼が運転で前を向いているからと、会話に適当に相槌を打ちながらスマホばかり見ているのも感じ悪いです。着信音はマナーモードにしておくのが鉄則ですが、大事なLINEやメッセージがくる予定なら、必ず「ちょっとだけいい?」と断りを入れてから、スマホを開くといいでしょう。
また、座り方にも気を配っておきましょう。足を開いていると「だらしがないコ」という印象になってしまいます。長時間だと辛いかもしれませんが、できれば両膝をぴたりとくっつけて座ること。それだけでも品のあるコだと思われます。そして少しだけ、彼の方に身体を傾けておくのもいいですね。そうするだけで、「自分に興味を持っているんだな」「ちゃんと意識を向けてくれているんだな」という印象を持ってもらえます。
そしていちばんNGな行動は、助手席でのメイク直し。髪をとかす、口紅を塗り直すくらいならいいかなと思ってしまうかもしれませんが、男性は少しでもそうした「舞台裏」の姿は見たくないものです。ましてや、自分が隣りに座っているのにメイク直しをされてしまうと、自分のことを異性として意識していないんだな、と感じるという声も。すぐ終わることでも、トイレ休憩になるまでガマンしましょう。
逆に、女性からすると絶対にやっちゃいけないコトだと思っていても、男性からするとそんなにイヤじゃないという声が多数なのが、眠ってしまうこと。長時間のドライブで帰り道ともなると、どうしても睡魔に襲われてウトウトしてしまうこともありますよね。でも、助手席の女性が眠ってしまうと男性は「それだけ自分の運転で安心してくれてるんだな」「自分に心を許してくれているんだな」と嬉しく感じることも多いのです。ただ、ガーガーといびきをかいたり、口を開けてだらしなく眠ってしまうのだけは避けたいところですね。
ということで、ドライブデートにのぞむ服装、持ち物、言動と3つに分けて、失敗しないコツをご紹介してきました。あとは、彼の出方を見たり、道中の変化に合わせたりしながら、2人きりの時間と空間を楽しむこと。それに尽きます。あまり心配せずに、素敵なドライブデートを楽しんでくださいね。