ドイツ生まれの激速ホットハッチが生まれ変わった! アウディが新型「RS3スポーツバック/RS3セダン」を発売 (1/2ページ)

この記事をまとめると

◼︎アウディのコンパクトスポーツモデル「RS3」がフルモデルチェンジを敢行

◼︎ニュルブルクリンクでコンパクトカー最速タイムを記録

◼︎日本導入の記念モデルもオンライン限定で販売される

RSの名は伊達じゃない! RS3が4年ぶりのフルモデルチェンジ

 アウディのCセグメント「A3/S3」は、世界中で人気の高いモデルで、取り回しのしさやすとワンランク上のプレミアム感で日本でも愛されている鉄板モデル。

 そんな「A3/S3」、元々のポテンシャルが高いので、A3のスポーツモデルであるS3をより過激にチューニングした激速モデルが存在する。それが今回4年ぶりにフルモデルチェンジを敢行した「RS3スポーツバック/RS3セダン」だ。

 この「RS3」は、スーパーGTやTCRジャパンなどに出場するレーシングマシンを手がける、Audi Sport GmbHが手を入れているモデルで、その性能はまさにレース直系の最高峰テクノロジーがつまった1台となっている。

 9年連続「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」部門賞を受賞しているという唯一無二の存在であるオールアルミ製2.5リッター直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボエンジンをベースに、最高出力400馬力、最大トルクは先代比で20N・mアップの500N・mを発揮するスペックが与えられている。これに7速Sトロニックトランスミッションと、アウディ伝統のquattroシステムを組み合わせる。このquattroシステムは、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチを採用し、前後アクスルにトルクを可変配分することで、大パワーを確実に路面へ伝達し、優れた安定性と直進性をドライバーにもたらせるという。

 今回のフルモデルチェンジでは、アウディ初となるquattroシステムにRSトルクスプリッターを採用し、左右のリヤホイール間で駆動トルクを完全に可変配分が可能となった。各ドライブシャフトは電子制御式の湿式多板クラッチを備えており、走行状態に応じてシステムはコーナー外側の後輪のトルクを増加させる機能を持っている。これにより、コーナリング中はリヤの外輪により多くのトルクを配分することでアンダーステア解消に一役買っている。さらに巡航する場面では、駆動システムを変更して燃料消費を低減させるシステムも採用されている。

 標準装備のRSスポーツサスペンションは、RS3専用に新開発されたショックアブソーバーとバルブシステムを装着しており、伸び側および縮み側ともに従来モデル以上に良好なレスポンス実現。さらにオプションでRSダンピングコントロールサスペンションも用意されている。なお、このシステムは、運転状況やアウディドライブセレクトで選択されたモードに合わせて、4つのショックアブソーバーを連続的かつ個別に調整する機能も備えており、これまで以上に幅広い可変幅を持っているのが特徴だ。

 なお、フロントトレッドは、先代モデルと比較して約30mm拡大されており、スポーツバックではリヤトレッドも約10mmワイドになっているとのこと。

 フロントグリルやリヤディフューザーのデザインもよりスタイリッシュに進化している。


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