アウトランダー譲りの上質な車内空間を実現
インテリアは、新型アウトランダーでも取り入れられている、開放感があり前方の視界がよく運転姿勢がつかみやすい水平基調のインストルメントパネルを採用。人が触れる部分にソフトパッドを採用して質感を向上するという工夫がされており、ステッチを細部にまで多用するなど、高級で上質な居住空間を実現。また、ロングホイールベースと幅広い全幅により、ゆったりと家族で過ごせる広々とした室内空間としているのも新型エアトレックの利点だ。
EVコンポーネントとしては、70kWhの大容量の駆動用バッテリーを搭載し、最大約520km(中国CLTC基準)の航続距離を実現。フロア中央に搭載することで、低重心で理想的な前後重量配分としているので、安定感のある走りを可能としている。軽量高剛性なボディに、モーター、インバーター、減速機をひとつの軽量コンパクトなユニットにし、出力とトルクを向上させた駆動システムと組み合わせ、電気自動車ならではの力強く滑らかな走りと、キビキビとした操縦性もトピックだ。
まだ暫定値などのままなので、市販化の際は多少の変更が入ることも予想されるが、新型EVとして新たな期待を寄せる1台となることは間違いなさそうだ。日本への導入も期待したい。