この記事をまとめると
■一昔前はSUVにMTの設定が多くあった
■後からMTが追加されたという異色のモデルもある
■売り上げの半分がMTだったという驚異的なMT比率のSUVも誕生していた
SUV×MTという組み合わせは意外と相性がよかった
数え切れないほどあるSUVの魅力。そもそもひと口にSUVと言っても、細かくジャンルはわかれていて、車種毎に方向性が違ったりするからひと括りにするのも難しい。ただ、ゴリゴリのクロカンに対してソフト路線なのが人気の背景にあるのは確かで、そうなるとマニュアルトランスミッションのイメージは薄かったりする。オートマチックトランスミッションでイージードライブのほうが似合っていると言っていい。
しかし、現在でもマツダはSUVでもMTの設定を積極的に行っているし、スポーティなSUVというのがウリのトヨタ、C-HRにも設定はある。さらに過去にも何車種かに設定はあって、今回は今までにあったMT採用のSUVを紹介しよう。
1)トヨタRAV4
初代といえば、ずんぐりむっくりのユニークなスタイルが人気でヒット作となったが、MTの設定があったのは意外だ。
さらに2代目にもあって、いずれも5速マニュアルトランスミッションを搭載していた。今や6速が当たり前だけに、5速という自体、逆に懐かしいというか新鮮だ。
2)日産エクストレイル
初代のベーシックグレードのSに5速MTを搭載していたものの、280馬力で話題になったGTは4速ATのみだったのは残念。
2代目では紛らわしいが、クリーンディーゼル搭載の2.0GTでは逆に当初6速MTのみで、販売は意外にも好調だったものの、MTのみということに対しての不評も実際のところ多かったので、マイナーチェンジで6速ATが追加されたという珍しいパターンだった。