セダンがSUVに喰われる時が来た!?  マニアが恐れる「カローラ」といえば「カローラ クロス」のことにする疑惑 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トヨタは一部の国でカローラ=カローラ クロスという位置づけにしようとしている可能性がある

■その動きはタイと台湾のトヨタ公式HPから見てとることができる

■歴代モデルを乗り継ぐカローラマニアの筆者としては気が気ではない

カローラ クロスの“想像以上の出来”に驚き!

 歴代カローラセダンを乗り継ぎ、すでに30年以上が経つ筆者。ステーションワゴンのツーリングや、ハッチバックのカローラ スポーツは認めず、セダンのみを認めていることから、“カローラ原理主義者”とも呼ばれている。

 その筆者が、カローラ クロスを試乗する機会に恵まれた。試乗したのはFFのSハイブリッド。世界的なサプライチェーンの混乱に巻き込まれ、納期遅延が深刻なカローラ クロスのなかでも、いまはKINTO(トヨタの個人向けカーリース)向けしか生産していない(ディーラー向けは2022年2月以降生産開始予定)、まさに“プラチナグレード”といっていい車両であった。

 筆者が所有しているのは、セダン 1.8S(ハイブリッドではなく、ガソリンエンジン仕様)なのだが、仕事でハイブリッド仕様は試乗している。カローラ クロスの試乗を開始してまず感じたのは静粛性がセダンやツーリングより増した印象を受けたことだ。セダンやツーリングのハイブリッドでは、全体の静粛性は高いのだが、そのためエンジンルームからのメカニカルノイズというものが気になってしまっていたのだが、それが解消されているように感じた。

 さらに、自分がガソリン車に乗っていることもあり、ハイブリッド車ではフロントヘビーなイメージも目立っていたのだが、カローラ クロスではそこも感じることがなかった。セダンやツーリングでの気になるところも改良されており、結論としては想像以上の出来の良さに驚かされてしまった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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