この記事をまとめると
■冬はバッテリー上がりのトラブルが多い
■バッテリー交換の際、性能ランクの高いものにするのがおすすめ
■性能ランクを上げるメリット・デメリットを解説する
ワンランク上のバッテリーにするのがおすすめ
冬はバッテリー上がりのトラブルが増える季節。
気温が低くなると、バッテリーの化学反応が鈍くなり性能が低下するためで、寒くなるとエンジンがかかりにくくなり、JAFの出動件数も増えてくる。
本格的な冬を迎える前に、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで専用テスターを使ってバッテリーの点検をしてもらい、弱っているようなら早めに交換してしまおう(バッテリーの交換サイクルは3年が目安)。
バッテリーを交換するときは、新車搭載と同じサイズ・端子極性(Rタイプ・Lタイプ)・性能ランクのバッテリーを選ぶのが基本だが、せっかくならもうひとつ性能ランクが上のバッテリーにしてはどうだろうか。
標準車のバッテリー、例えば「55B24L」の場合、
「55」が性能ランクを示す数字
「B」が短側面のサイズ(幅×高さ)
「24」が長側面の長さ(cm)
「L」がプラス端子の位置(L=左、R=右)
となっているが、この「55」=性能ランクの数字をより大きいものにするのがおすすめ。
性能ランクは、50未満=2刻み、50以上=5刻みの表示になるので、いま「55」のバッテリーを使っている人なら、「60」あるいは「65」のバッテリーを選ぶといい。
この数字が大きいほど、バッテリーの総合性能(始動性能・容量)が高性能になっている(バッテリー本体の大きさ=短側面・長側面は同じままでかまわない)。