基本メリットしかない! クルマのバッテリーを交換するなら「高性能化」すべき理由とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■冬はバッテリー上がりのトラブルが多い

■バッテリー交換の際、性能ランクの高いものにするのがおすすめ

■性能ランクを上げるメリット・デメリットを解説する

ワンランク上のバッテリーにするのがおすすめ

 冬はバッテリー上がりのトラブルが増える季節。

 気温が低くなると、バッテリーの化学反応が鈍くなり性能が低下するためで、寒くなるとエンジンがかかりにくくなり、JAFの出動件数も増えてくる。

 本格的な冬を迎える前に、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで専用テスターを使ってバッテリーの点検をしてもらい、弱っているようなら早めに交換してしまおう(バッテリーの交換サイクルは3年が目安)。

 バッテリーを交換するときは、新車搭載と同じサイズ・端子極性(Rタイプ・Lタイプ)・性能ランクのバッテリーを選ぶのが基本だが、せっかくならもうひとつ性能ランクが上のバッテリーにしてはどうだろうか。

 標準車のバッテリー、例えば「55B24L」の場合、

「55」が性能ランクを示す数字

「B」が短側面のサイズ(幅×高さ)

「24」が長側面の長さ(cm)

「L」がプラス端子の位置(L=左、R=右)

 となっているが、この「55」=性能ランクの数字をより大きいものにするのがおすすめ。

 性能ランクは、50未満=2刻み、50以上=5刻みの表示になるので、いま「55」のバッテリーを使っている人なら、「60」あるいは「65」のバッテリーを選ぶといい。

 この数字が大きいほど、バッテリーの総合性能(始動性能・容量)が高性能になっている(バッテリー本体の大きさ=短側面・長側面は同じままでかまわない)。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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