街中のスタンドとは事情が全然違うが故に仕方がない
サービスエリアにあるガソリンスタンドは一般の街中にあるガソリンスタンドとは異なり、車検やコーティングといった利幅の大きなサービスを実施することができない。
また、基本的にサービスエリアに併設されているガソリンスタンドは24時間営業となるため、そのための光熱費や人件費といったコストもばかにならないだろう。
そうなると、経営をしていくためにガソリン代を高めに設定せざるを得ないというワケなのだ。
これはサーキットに併設されているガソリンスタンドも同様で、こちらもサーキット利用者がメイン顧客となるため、全体の給油量は微々たるもの。
そして、身も蓋もない話となるが、サービスエリアもサーキットの敷地内もある意味で閉鎖された空間となる。高速道路上でガス欠になるわけにもいかないし、わざわざインターを降りて近くのガソリンスタンドへ向かうのも手間となる。
サーキットであれば、人里離れた山の中にある場合が多く、近くにガソリンスタンドがないケースも多い。ナンバーのないサーキット専用車両であれば自走で給油に行くこともできないし、セルフスタンドでは積載車に積んでいる車両への給油はNGの場所も多いのだ。
そのため、その場所でしか給油することができない人の“足もとを見ている”という側面もないとは言えないだろう。