この記事をまとめると
■フェラーリがワンオフシリーズの新作としてBR20を発表した
■GTC4ルッソをベースに船長を3インチ延長した2シーターV12クーペとなっている
■1950〜60年代のフェラーリにインスパイアされた数々のアイコンを備える
選ばれた者だけが手にできるワンオフシリーズ最新作
ある意味クルマ社会のヒエラルキーの頂点に君臨しているのがスーパーカーだが、そんなスーパーカーの中でも一目置かれる存在となっているブランドがフェラーリだろう。通常モデルであってもその納期は1年以上を要することも多く、特別モデルや特注モデルに至っては、発表時点ですでにソールドアウトとなっていることも珍しくない。普通の人では買うことすらままならないのがフェラーリである。
そんなフェラーリのモデルの中でも、もっともハードルの高いのがワンオフシリーズだろう。クライアントの意見をフェラーリのデザイナーが具現化してこの世に生み出される世界でたった1台のフェラーリは、まさに選ばれた者しか手に入れることができない。
そんなフェラーリのワンオフシリーズの新作、フェラーリBR20が発表された。フェラーリBR20は、GTC4ルッソのプラットフォームをベースに開発された2シーターV12クーペだ。1950〜60年代のフェラーリをオマージュし、410SAや500スーパーファストのアイコンを取り入れたスタイリングをしているが、それは単なる懐古趣味に陥らず、時代を問わないエレガンスさと逞しさを備えたモデルとなっている。