この記事をまとめると
■大雨の中でのクルマの運転は非常に危険だ
■しかし多くの人が油断しがち
■運転時に大雨に見舞われた際にやってはいけないことを解説する
大雨の中でのクルマの運転は想像以上に危険
毎年のように大きな台風、ゲリラ豪雨に見舞われるようになってしまったが、運転時に注意しておきたいポイントがある。ニュース映像では水深のあるところにもクルマで進入しているのをよく見かけるが、運転している側としては大丈夫だろうと思ってしまいがち。
心理学的にも解明されていて、車内というのは密室効果的なものがあって、中にいると外とは隔絶されたように感じ、車内いれば安心、大丈夫と思ってしまう。もちろんそれは勘違いで、薄い鉄板とガラスに囲まれた箱の中にいるだけなので、一歩間違えば危険なことになりかねない。そこで、大雨に見舞われた際にやってはいけないことを整理してみた。
その1 深い水たまりへの進入
エンジンやミッションは中のオイルやフルードが漏れないようになっているので、逆に水がかかっても中に入ることはない。しかし、エアクリーナーなどから入ってしまうし、冠水した場所への進入という点ではマフラーの高さが基準になる。基本的にはマフラーのテールパイプの高さ以上の水深は走行不能と考えていい。
もし進入して、予想以上に深かった場合は、アクセルを踏み込んで脱出を試みる。止まってしまうと、排気ガスの勢いで水の進入を防いでいたのがなくなって、マフラーから排気管まで水が入ってしまい、再始動は難しくなる。