スバルがついにEV市場に参戦! 初のグローバル展開BEV「ソルテラ」を発表 (2/2ページ)

新プラットフォームはトヨタと共同開発

 プラットフォームは、「Subaru Global Platform」で培った知見を活かし、BEV専用としてトヨタと「e-Subaru Global Platform」を共同開発。 このプラットフォームは操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応するという特性をもち、スバルらしい高次元な走りを実現しているとのこと。

 また、BEVならではの構造として注目なのが、車体下部に大容量バッテリーを搭載していることで、そのバッテリーを骨格の一部としても活用。これにより低い重心高と高いボディ強度・剛性を実現しているのだ。万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収。乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるBEV特有の高電圧機器もしっかり保護する。

 そして、「ソルテラ」に搭載されるスバルのお家芸とも言えるAWDシステムも見逃せない。

 こちらは、BEVならではのAWDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用。スバルが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターの採用によって可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現しているという。スバルの経験と知見が最大限に生かされているのだ。

 また、従来のスバルのSUVモデルと同様に、悪路での安心感を高めるX-MODEを採用。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にする「Grip Control」という機能も追加することで、走破性もさらに強化されている。

 販売前からワクワクが止まらないスバルのBEV「ソルテラ」は、2022年中頃より日本をはじめ北米や欧州、中国などでも展開される予定だ。


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