この記事をまとめると
■この先電気自動車(EV)の普及が進んでいくとみられる
■タクシーや緊急車両がEVとなった時、走行距離に不安はないのか
■現在わかっている情報から解説する
タクシーの場合は途中で充電しなくても済む可能性も
電気自動車(EV)の普及が進んだとき、タクシーや緊急車両は走行距離に不安がないのか。
初代リーフが発売されたとき、さっそくタクシーやレンタカーで導入された一方、EVの扱いに慣れない人が多く、不満が噴出した。
一方で、タクシーで利用された初代リーフが、普通充電をせずすべて急速充電だけで賄っても、10万kmを走った時点で、リチウムイオンバッテリーの劣化は80%にとどまり、セルごとの不具合も見つからなかったという調査もある。
一充電走行距離については、初代リーフ前期型のバッテリー容量24kWhに対し、現行の2代目リーフは標準仕様で40kWhとなり、e+は62kWhとなった
タクシーの勤務形態は、法律で走行距離が定められており、日勤で270km、隔日勤で365kmとなっている(ただし、高速道路利用の場合は緩和される状況もある)。したがって、勤務形態からも現在のEVの走行距離水準からすれば、満充電で始業すれば途中で充電しなくても済む可能性が出てきている。