システムが効率的な電動走行をナビゲート
電気を使用して走行するEモードには、EVドライブモード、ハイブリッドモード、ホールドモードの3種類を用意しており、ドライバー自身がバッテリーの使用を管理することができるが、ベンテイガハイブリッドには、バッテリー残量の自動管理機能も備わっている。
そのほか、アクセルペダルを強く踏み込んだ際に、電力のみの走行からハイブリッド走行へと切り替わった瞬間を抵抗としてドライバーに伝える「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・アクセルペダル」を備えており、EVドライブモードをできる限り維持することを促してくれる。
また、「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・アクセルペダル」は、「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・ナビゲーション」と「ベントレー・ハイブリッド・エフィシェンシー・ブレーキ」と組み合わせることで、走行シーンごとに適切なドライブモードが自動的に選択され、もっとも効率的な走行を促してくれる。
エクステリアやインテリアは、先にデビューしているモデルと同様にベントレーの新たなデザイン言語を採用したものとなっている。ハイブリッドモデルと明確に判別できるポイントは、給電口をボディ左側に備えていることとと、同じくボディサイドに備わる小さな「Hyvrid」のエンブレムくらいだ。
インフォテインメントシステムも最新のものが採用されており、10.9インチの高解像度タッチスクリーンを通して、さまざまな設定や確認をすることができるようになっている。また、ベンテイガシリーズでは初めて「Apple CarPlay」と「Android Auto」にも対応し、中央のインフォ底面と画面にスマートフォンのディスプレイを呼び出して操作することができるようになった。
日本での価格は2269万円。2026年までにすべてのラインアップをPHEVとし、2030年までにはすべてのラインアップをEVとすることを「ビヨンド100」にて宣言しているベントレー。購入できる人物は限られるだろうが、もしもその機会に恵まれたなら、ベントレーの目指す持続可能な未来を感じていただきたい。