この記事をまとめると
■自動で駐車してくれる機能が軽自動車にまで普及している
■一般的なバック駐車だけでなく、縦列や線のない場所でも可能なクルマも存在
■クルマから降りてスマートフォンで操作するシステムも実用化されている
苦手な駐車も機械まかせの時代へ突入!
クルマは大好きだし、ドライブも楽しいけれど、だんだんと目的地が近づくにつれて憂鬱になるという人、じつは多いんですよね。それはもちろん、駐車場にうまく停められるかどうか、車庫入れに自信がないから。あまりに苦手で、目的地の少し手前で運転を交替してもらうという人もいるほどです。
でも最近は、運転サポート技術が進化してきて、昔と違って高性能な駐車アシスト機能が増えてきています。今回はそんな、実戦でもちゃんと「使える」駐車アシスト機能が搭載されているクルマをご紹介したいと思います。
1)トヨタ・ヤリス(ヤリスクロス/アクア)
まず1台目は、「アドバンスド パーク(高度駐車支援システム)」を搭載しているトヨタのヤリス、ヤリスクロス、アクアです。オプション設定となりますが、この機能がすごいところは、白線で区切られた駐車場だけでなく、自宅の車庫のように白線が引いていないスペースでも、事前に登録さえしておけばサポート機能が作動するというところ。
一度は自力で車庫入れする必要がありますが、それさえ頑張ってメモリ機能に登録してしまえば、次からはペダル操作とハンドル操作をクルマが自動でやってくれて、その動作もとてもスムースなので、何度も何度も切り返して自分で車庫入れするよりよっぽど速いはず。また、白線で区切られた駐車場でも、スペースの検知からして早いので、後ろのクルマを待たせてイライラさせることもなくなるのではないでしょうか。
何より、画面を見ながら停めたい駐車枠を選んで、アシスト開始するのも指でタッチするだけと簡単なので、誰でも使いこなせると思います。
2)ダイハツ・タフト
2台目は、次世代スマートアシストの機能のひとつとして、駐車支援システム「スマートパノラマパーキング」を搭載しているダイハツのタント、タフト。このシステムは軽自動車ユーザーの声を参考にして、とにかく「簡単な操作」と「駐車完了までの速さ」を重視したということで、確かに最初の駐車スペースの検知が早くて感心。
「このスペースに駐車しますか?」とアナウンスがあるので、画面の「はい」をタッチすると車庫入れがスタートします。自動で行われるのはハンドル操作だけで、アナウンスに従ってアクセル、ブレーキ、シフトチェンジの操作は自分でやる必要がありますが、駐車完了までにかかった時間はわずか50秒程度。これなら、モタモタすることなく駐車できて助かりますよね。