この記事をまとめると
■コロナ禍では電車移動を避けたいという理由からクルマが注目された
■クルマを利用するために免許の取得率が上がったほか、クルマの売り上げも好調
■アウトドアなどのクルマと相性のいい「密」にならないレジャーが流行った
コロナ禍は自動車業界的にはどちらかと言うとプラスに働いた
ここへきてようやく落ち着きを見せ始めているコロナ禍。多くの人々の生活環境を一変させてしまったコロナ禍ではあるが、それはカーライフも例外ではない。といっても、どちらかというと自動車業界的には明るい話題も多かったのである。
もっとも大きな理由は、「密」を避けるために公共交通機関の利用を避けたいと考える人が増え、プライベートな空間となるクルマ移動のメリットが再認識されたのだ。それに伴ってカーシェアリングサービスの会員が増えたというデータも存在している。そのため、リターンライダーならぬリターンドライバーが増えたとも言われているのだ。
そして、それまで自動車免許を保有していなかったユーザーが新たに免許を取得するというケースも増えてきており、2020年の免許取得者数は前年よりも1万人ほど増加しているのである。