独創的なマシンメイクはオーテックのお家芸
3)セレナ キタキツネ
ミニバンであるセレナにSUVテイストを織り交ぜたのが、1994年にリリースされた「キタキツネ」である。
初代のC23型に設定されたキタキツネは、フロントにSUVテイスト溢れる大型のグリルガードを備えた姿が特徴的で(じつはグリルガードレス仕様もあったのだが)、専用フォグランプとフロントアンダーガードが一体化した本格的なものが備わっていた。
また、内装も撥水加工がなされたシートやトリムが採用されており、名前のとおりウインタースポーツを意識した装備がプラスされていたのだ。さらに、「雪ん子ぱっく」を選択すると、シートヒーターや寒冷地仕様が標準装備となるだけでなく、純正装着タイヤがスタッドレスタイヤになるという、まさに冬仕様となっていた。
4)キューブ/キューブキュービック トラビス
最後はオーテックジャパンがSUVテイストをプラスした、「キューブ/キューブキュービック トラビス」をご紹介しよう。
このモデルは2代目のキューブとその派生車種であるキューブキュービックに設定されたもので、専用のバンパーやオーバーフェンダー、汚れに強く防水性に優れたシート素材を用いた専用シートなど、アクティブに使えるような装備が備わっていた。
足まわりなどを含め、パワートレインはベース車のままとなっていたが、そのルックスだけでもクロスオーバーSUVテイストを演出しているのはさすがオーテックジャパンといったところだろう。