国産快速ワゴンとアウトバーンが育てた欧州ワゴンが真っ向勝負!
まぁ私の好き嫌いはどうでもいいとして、最後の勝負に移ろう。「新車のスバル レヴォーグ対 現行BMW 3シリーズツーリングの中古車」、総額450万円級の戦いである。
これは過去に私の私物であるレヴォーグSTIスポーツと318iツーリングの広報車をみっちり比較試乗したうえで言うのだが、レヴォーグの勝ちである。レヴォーグのほうが、幸せになれる。
いや走行性能と運転支援システムについては甲乙つけがたく、ブランドイメージは明らかに「ビーエム」のほうが上だろう。デザインも、まぁ3シリーズのほうがカッコいいと思う。
だが日本の道路で使う限りにおいては、骨太でゴリゴリの重厚感がありすぎるBMW 3シリーズツーリングよりも、比較的軽やかなレヴォーグのほうが「向いている」のだ。それゆえ、シアワセな気分になれるのだ。
……まぁ以上はすべて私の勝手な意見に過ぎないわけだが、いずれにせよ全4戦となった今大会は、ぞれぞれ2勝2敗ずつという「引き分け」に終わった。
10年ぐらい前、国産車の諸性能とデザインが――私に言わせれば――今ひとつショボかった時代なら、中古輸入車の4戦全勝に終わっていたような気がする。
だが、ここ最近の国産車はすげえいいし、デザインもイケてるよな……というのが、昔は超絶輸入車党であった私の、偽らざる思いである。