同じお金を払うならドッチが幸せ? 国産新車 vs 高級輸入車の中古を4番勝負で比べてみた (3/3ページ)

国産快速ワゴンとアウトバーンが育てた欧州ワゴンが真っ向勝負!

 まぁ私の好き嫌いはどうでもいいとして、最後の勝負に移ろう。「新車のスバル レヴォーグ対 現行BMW 3シリーズツーリングの中古車」、総額450万円級の戦いである。

 これは過去に私の私物であるレヴォーグSTIスポーツと318iツーリングの広報車をみっちり比較試乗したうえで言うのだが、レヴォーグの勝ちである。レヴォーグのほうが、幸せになれる。

 いや走行性能と運転支援システムについては甲乙つけがたく、ブランドイメージは明らかに「ビーエム」のほうが上だろう。デザインも、まぁ3シリーズのほうがカッコいいと思う。

 だが日本の道路で使う限りにおいては、骨太でゴリゴリの重厚感がありすぎるBMW 3シリーズツーリングよりも、比較的軽やかなレヴォーグのほうが「向いている」のだ。それゆえ、シアワセな気分になれるのだ。

 ……まぁ以上はすべて私の勝手な意見に過ぎないわけだが、いずれにせよ全4戦となった今大会は、ぞれぞれ2勝2敗ずつという「引き分け」に終わった。

 10年ぐらい前、国産車の諸性能とデザインが――私に言わせれば――今ひとつショボかった時代なら、中古輸入車の4戦全勝に終わっていたような気がする。

 だが、ここ最近の国産車はすげえいいし、デザインもイケてるよな……というのが、昔は超絶輸入車党であった私の、偽らざる思いである。


伊達軍曹 DATE GUNSO

自動車ライター

愛車
スバル・レヴォーグ STI Sport EX
趣味
絵画制作
好きな有名人
町田 康

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