わさびの抗菌効果を活かしたアイテムも!
2)吹き出し口、吸い込み口のクリーニング
インパネなどにある吹き出し口を拭いてきれいにする。タオルや歯ブラシ、細かいフィンには綿棒も効果的で、届く範囲でいいので拭いてやる。一年中、風が出ているところなので、予想以上に汚れているはず。もちろんここを通った空気を吸っていることになる。一方の外気導入、内気循環の吸い込み口もゴミを取ったり、拭き上げてきれいにしておく。具体的な場所は、前者がワイパーの付け根のバルジになっている部分。後者は前席の足元にある。
3)エアコン消臭剤
昔からあるのが、エアコンの消臭剤。吹出口からスプレーしたり、大掛かりなものになると、燻煙タイプもある。締め切った車内で消臭機能のある煙を充満させて、エアコン内部に吸わせて送り込むというもの。ただ、内部に悪臭の原因がそのままになっていると、しばらくするとまた発生することもあるので、注意ではある。
4)エバポレーター洗浄
すでに紹介したように、悪臭発生の一番の原因はエバポレーターだ。取り外して洗うのは困難ではあるが、専用のスプレーを吹き込んで洗うことはできる。
エアコンフィルターを外して、そこから吹き込むと、しばらくすると湿気を車体の下に流すためのドレインから汚れが流れ出てくる。DIYでも可能だし、ディーラーのピットメニューとしても用意されているので、気になるなら試してみるといい。
5)消臭剤をプラス
エアコンフィルターに直接装着する消臭剤がある。いくつかあるがなかでもユニークなのが、バレオから出ているわさびデェールというアイテム。その名の通り、わさびの抗菌効果を利用して内部をクリーンにするというもの。実際に嗅いでみると強烈なわさびの香りがするほどで、かなり悪臭を防いでくれる。
新品にフィルターをするなど、手入れの仕上げとして装着するのがベストだ。汚れたまま付けると効果は半減。
以上、ポイントをまとめてみたが、家庭用エアコン同様、使っているとどんどんと汚れは溜まり、悪臭の原因になっていくということは忘れないでほしい。しかもエアコンから出た空気を常に乗っている者は吸い込んでいるだけになおさらだ。