「ある」と「ない」とじゃ大違い! 購入前に要チェック
4)シートポジションメモリー
4つ目は、男性と女性で代わる代わる運転するというご夫婦やカップルならば、絶対に欲しいのがシートポジションのメモリー機能。体格が違えば適切な運転ポジションも変わってくるわけですが、メモリー機能があれば自分のポジションを番号などで記憶させておけて、次回からはそのスイッチを押すだけで再現してくれるというものです。
これがないクルマだと、乗り換えるたびに毎回シートのスイッチをいろいろ操作してポジションを合わせなくてはならず、けっこう面倒なんです。最近は、それぞれのキーに記憶させて、ドアロックを解除した時点でシートポジションも合わせてくれるクルマや、顔認証でエアコンなどの設定まで再現してくれるクルマもありますので、チェックしてみてくださいね。
5)後席のリクライニング機能
5つ目は、子供が小さくて一緒に後席に座ることが多い女性なら、後席のリクライニング機能はマストです。子育て中はとにかく睡眠不足になりやすいので、クルマで移動中に子供が眠ったら、その隙に自分も仮眠を……と思うものですが、その時にリクライニングがある後席とない後席では、リラックス度がだいぶ変わります。
直立した姿勢より、少しでも身体が横になった方が眠りやすいものですよね。また、チャイルドシートやジュニアシートをしっかりとシートに合わせて設置するためにも、リクライニングがあるとやりやすくなります。
6)シートヒーター
6つ目は、冷え性の女性はとくに主張してほしいシートヒーター。最近では軽自動車でも上級グレードには装備されるようになりました。これがあるのとないのとでは、冬のドライブの快適性が雲泥の差。
エアコンだけではなかなか体の芯まで温かくなりにくいですが、シートヒーターで温めるとポカポカしてきますよね。まだ運転席しか装備されていないクルマもあるし、できれば後席にも付いているといいですね。
7)パワーバックゲート
7つ目は、小柄な女性や、ミニバンなどバックゲートが大きいクルマの場合はぜひつけてほしい、パワーバックゲートの機能。リモコンキーでスイッチを押すと電動で開閉でき、最近は足の動作で開閉するハンズフリータイプや、手のひらや肘など体の一部をエンブレムなどにかざすと開閉できるタイプもあります。
大きなバックゲートは開閉するのが重く、場所もとるため、小柄な女性にはかなりの重労働になってしまいますので、これはぜひチェックしてくださいね。
というわけで、男性なら「なくてもいっか」と切り捨ててしまいがちな装備ばかりですが、女性にとっては今後のカーライフが快適で便利なものになるかどうか、その鍵を握っているとも言える装備ばかりです。アルミホイールやエアロを欲しがる男性と争ってでも付けるべき。ぜひ快適なカーライフを勝ち取ってくださいね。