新時代の幕開けを予感させる期待の新星がついにベールを脱いだ! トヨタの新型BEV「bz4X」の詳細を発表 (2/2ページ)

86&BRZだけじゃない! スバルの技術がbz4Xにも採用される

 そのほかにも、高張力鋼板やホットスタンプ材などを積極的に取り入れた高剛性ボディの実現や、同社初となるSUBARUのAWD技術、X-MODEを採用している。こちらは、X-MODEの新たな機能としてGrip-Controlを新開発して搭載。モーター駆動の特性を活かすことで、日常ユースからライトオフロード以上の走行まで対応、BEVの期待を超える高い走破性を実現する。また、モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化したe-Axleを取り入れることをはじめ、数多くのトヨタ初となる技術も数多く投入されている。

 インパネ上にセットされているメーターをステアリングホイールの上側を通して見えるように配置したトップマウントメーターもトヨタ初採用だ。視線移動を少なく遠視点化し、見やすさを重視しているという。

また、ステアリングホイールとタイヤの間にメカニカルな結合のない、ステアバイワイヤシステムと同社初となる異形ステアリングを一部車種に採用している点も注目だ。特徴は以下の通り。

・ステアリングの回転角度を持ち替え不要な約±150°に設定。Uターンや車庫入れ、ワインディングロード走行時などでドライバーの負荷を大きく低減

・ドライバーが感じる操舵トルクと、タイヤの転舵角度を独立に制御することにより、操舵感を向上。ドライブモードセレクトと連動し、ステアリング特性を変更

・タイヤからの不要な振動は遮断しながら、ロードインフォメーションなど必要な振動のみ伝達。路面の凹凸を乗り越えるような場合や、レーントレーシングアシストの作動時なども、タイヤの動きを制御し、車両の安定性を確保

・ワンモーショングリップにより足元の空間が広まり、ドライビングポジションの自由度や乗降性が向上

 なお、ダイヤル式のシフトノブも同社初採用となっておりと、とにかく初採用となる技術や機能が目白押しなのだ。

 ちなみに、急速充電で充電などができるほか、一部車種ではルーフにソーラーパネルを備えているので、日中は太陽光で充電できたり、アウトドアなどのレジャーシーンで電気を作ることも可能となっている。

 絶好調のトヨタが販売する大注目の新型BEV「bz4X」は、2022年年央から、日本、北米、中国、欧州など各地域に導入する予定とのことなの、今後の続報に期待したい。


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