この記事をまとめると
■自動車保険は維持費のなかでも大きなウエイトを占める
■条件を見直し、保険会社の乗り換えを検討することもあるだろう
■損をしない乗り換え方や判断基準について解説する
原則として等級はそのまま引き継がれる
車検と税金と並んで、クルマの維持費で大きなウエイトを占める自動車保険。
保険料を少しでも安くしたい、事故対応が悪かった、もっと補償を充実させたい、などの理由で保険会社の乗り換えを考えることがあるだろう。
そうしたとき、何年も無事故で積み上げてきた等級がリセットされたり、引き下げられてしまうのでは、と心配するかもしれないが、現在加入している保険会社あるいは共済から、別の保険会社に乗り換えても、原則として等級はそのまま引き継がれるので大丈夫。
ただし、満期日前に他社の保険に乗り換えると、等級の進みが遅くなるので要注意。保険会社を乗り換えるのなら、満期のタイミングに合わせて手続きするのがベストだ。
また自動継続特約がついている保険も増えているので、保険会社を乗り換える場合は、早めに現在加入している保険会社に、次の満期で解約することを伝えておくことが肝要だ。
ちなみに、満期日を待たずに途中解約した場合、年払した保険料の解約返戻金は、残りの期間の分を月割で計算した額よりも少なくなるのが一般的。よほどのことがなければ、満期に合わせて乗り換えたほうが経済的だ。