中古スポーツカー価格「高騰」が止まらない! 最近驚異の「爆上げ」をみせているクルマ4選 (2/2ページ)

昔は仲間から貰ったり数万円で取引されていたクルマも高級車に

3)日産 シルビア(S13~S15)

 アラフォー世代のクルマ好きからしてみたら、免許を取って初めてスポーツカーを買おうとしたときに予算内で狙える筆頭にあったシルビア。それなりにスタイリッシュで後輪駆動というパッケージングでドリフト系ユーザーからの支持も厚く、安定した人気を誇っている1台だ。

 また、S15型が新車で買える時代のころは、S13、S14型のシルビアはターボのMT車のみに需要が集中しており、NAのAT車などはターボ車ユーザーの箱替えのドナーといったイメージで、ヒトケタ万円で店頭に並んでいることも珍しくない状態だったのである。

 しかし、今だ現役のドリフトマシンとして活躍するシルビアは、ドナーとなる車両も減少し、当然ターボモデルも状態の良いものが枯渇状態。その結果、S15型のフルノーマル、低走行車などは500~700万円台の価格が付けられるものも珍しくなく、以前であればドナーにしかならなかったような過走行のNA、AT車であってもわずかに100万円を切るレベルまで高騰してしまっている。

4)トヨタ MR2(2代目)

 1989年に登場した2代目MR2は、デビュー当初は安定感に欠けるといった厳しい評価を受けてしまうが、トヨタの根気強い改良によって徐々に完成度が高まっていき、1型から5型まで10年に渡るモデルライフを全うした1台だ。

 1999年には後継車種となるMR-Sが登場するが、こちらはミッドシップレイアウトこそ共通だが、ライトウェイトなオープン2シーターへとキャラクターをチェンジしており、ターボエンジンもラインアップしていた2代目モデルはコアな人気をキープし続けていた。

 そんな2代目MR2もここへきて価格が上昇してきており、最終型のターボMT、フルノーマルという物件では500万円台、それ以外でも状態のよいものは300万円台も珍しくない状態となってきた。

 また、安いものでも100万円を切るものはAT車かNAモデルとなっており、ターボMT、ノーマルルーフとなるとかなりの予算を見なければ厳しい時代となっている。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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