海の向こうじゃ超メジャー! 日本人の9割が知らない海外自動車ブランドとは (2/2ページ)

日本メーカーが育てた東南アジアの自動車メーカー

 欧州から東南アジアに目を移すと、とくに目立つのがマレーシアに日本人に馴染みのないメーカーがふたつある。

 ひとつは、プロトン。正式な社名は「Perusahaan Otomobil Nasional」、その意味はずばり「国民車」である。第一期マハティール政権の時、マハティール首相は「日本はアジアの先生である」という考えのもと、日本メーカーに自動車産業育成について指南を求めた。そこで名乗りを上げたのが三菱自動車だ。インドに対するスズキに近い発想である。

 その後、プロトンは三菱から徐々に離れてひとり立ちしていく。また、各種のメーカーの買収も進め、英ロータスもプロトン傘下となった。

 もうひとつが、プロデュアだ。こちらは90年代にマレーシア政府とダイハツが共同出資で設立した。2006~2020年のマレーシア国内シェアはプロトンを抑えたトップ。小型5ドア車を中心に、最近は小型SUVが人気だ。

 このように、日本ではまったく馴染みがないメーカーだが、海外ではメジャーというケースは少なくない。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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愛車
トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
趣味
動物たちとのふれあい
好きな有名人
聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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