9年の歳月を経て生まれ変わった! 三菱新型アウトランダーPHEVが12月に販売開始  (2/3ページ)

新開発の技術は同社史上最高レベルの4WD性能を実現

 三菱といえば4WDとも言えるくらい、同社のお家芸であるが、その要となる「S-AWCシステム」も大幅に進化している。

 前後それぞれに1基ずつ駆動用モーターを搭載するツインモーター4WDをベースとした車両運動統合制御システムS-AWCに、新たに後輪側にもブレーキAYC機能を追加。これにより、前後輪の駆動力を路面状態や運転状況に応じて最適に配分しながら、左右輪のブレーキ制御によるトルクベクタリングも前後輪ですることができ、四輪全てのタイヤ能力をいっそうバランスよく、最大限に引き出すことが可能となっている。これにより、ドライバーの意のままに操れる、運転も楽しめるSUVへとブラッシュアップされている。

 アウトランダーPHEVには路面状況や運転スタイルに応じて選択できる7つのドライブモードを設定。舗装路での通常走行に最適なNORMAL(ノーマル)を基本とし、乾燥舗装路でキビキビと加速するアクセルレスポンスと高い旋回性を発揮するTARMAC(ターマック)、未舗装路や濡れた舗装路での操縦性と走破性をバランスさせたGRAVEL(グラベル)、雪道などの滑りやすい路面で車両挙動を安定させるSNOW(スノー)、泥濘路や深雪路で車速に応じてタイヤのスリップ率を最適化することで高い走破性を実現し、スタック時に優れた脱出性を発揮するMUD(マッド)といった路面状況に応じたモードのほか、力強い加速が必要な場合のPOWER(パワー)や、環境に優しく経済的なECO(エコ)といった運転スタイルによるモードも設定。

 7つのドライブモードの採用により、どんなシチュエーションでも確実に走破できるようになっているのは本格SUVならでは。

 もちろん、同一車線運転支援機能「MI-PILOT」やACCは標準装備。標識などを認識し、制限速度に合わせた速度調整までも可能となっている。

 そのほかの安全装備として、安全・安心で快適なドライブをサポートする「MITSUBISHI CONNECT」を採用。万が一の際のSOSコールや、駆動用バッテリーの走行可能距離の確認、充電時刻の設定や充電し忘れ通報、そして車両を駐車した位置をスマートフォンアプリの地図に表示させて自車位置の確認などが可能なほか、車両の運転状況を通知するドライブ見守り通知機能も採用している。


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