イギリス王室御用達の最上級SUVが生まれ変わった! ランドローバーが新型レンジローバーを発表 (2/2ページ)

PHEVなどの環境へ配慮した新世代パワートレインも採用

 また、ランドローバーの新しいアーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用した最初のモデルでもある。「MLA-Flex」は、内燃機関、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)、および100%電気駆動のフルバッテリー電気自動車(BEV)に対応新型「レンジローバー」のパワートレインは高効率なマイルド・ハイブリッド(MHEV)、PHEVから選択でき、ボディタイプはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類、4人乗り、5人乗り、7人乗りから好みの仕様を選択可能(4人乗りと7人乗りはLWBのみ)。さらに、2024年には初のBEVがラインアップに加わる予定となっている。

 今回のPHEVパワートレインは、二酸化炭素の排出量を30g/km未満に抑え、「EVモード」での最大航続距離は100 km(WLTP値)を誇る。実航続距離は最大80kmで、これは一般的な「レンジローバー」ユーザーの1回の移動距離の75%を電力だけで走行できる十分な距離とのことだ。

 今作に搭載される第3世代となる新しいアクティブ・ノイズ・キャンセレーション技術は、走行中も静粛な室内環境を提供し、静かで密閉されたボディアーキテクチャーをベースに、車両の外側に設置したマイクとヘッドレスのスピーカーを使用して、ノイズキャンセリング機能付きのハイエンドヘッドホンのように、室内の乗員に静かなパーソナルスペースをもたらすという、フラッグシップならではの快適性にも注目したい。

 そのほかに、先進の「ナノイーX」テクノロジーを利用した空気清浄システムなども採用している。

 走破能力にも抜かりない。ランドローバーの先駆的な「インテグレーテッド・シャシー・コントロール(ICC)・システム」によって、今までの本格SUVに搭載されてきたもののなかでは、もっとも包括的なシャー・シテクノロジーの配列を制御。

「オールホイール・ステアリング」は、卓越した高速安定とランドローバー史上最少の回転半径を実現し、新機能である「ダイナミック・レスポンス・プロ」は、あらゆる環境下で落ち着きのある乗り心地と敏捷性を高めるために素早く反応する電子ロールコントロールを備えている。

 新型レンジローバーはこれまででもっとも魅力的なモデルであり、これからも世界中から求められる絶対的なラグジュアリーSUVという確固たる地位を揺るぎないものとしている。


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