クルマに乗る以外にも楽しめる要素が盛り沢山である
現在はこれ以外に、ドイツのホッケンハイム、イタリアのフランチャコルタ、中国上海にもある。ただしこの3都市はル・マンやシルバーストン同様、サーキットに併設したタイプとなる。
アトランタはポルシェの北米部門、ロサンゼルスは北米モータースポーツ部門の本社があるから、ゼロからこのサービスのために作られた場所は日本が初めてということになりそうだ。
ドライビングスキルを高めるためのオンロードおよびオフロードのコース、レーシングシミュレーターなどを備えることは各施設に共通しているが、それ以外は場所によって異なる。
たとえば木更津の施設にはレストラン906や956カフェがあるが、これは日本独自のネーミングで、アトランタにはレストラン356、ロサンゼルスにはスピードスターカフェやレストラン917がある。356 は北米でポルシェの礎を築いたモデル、スピードスターはアメリカのために生まれたロードスターであり、917はカンナムでも活躍した。そして906は1960年代の日本グランプリ、956はWEC-JAPANで優勝した。こうしたエピソードを盛り込んだようだ。
なお今回のオープンに際しては、木更津市道125号線の一部が「ポルシェ通り」と名づけらて話題になったが、アトランタの施設の住所は 「One Porsche Drive」なので、初の試みではないことになる。