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ほとんどの輸入車に右ハンドルが用意されるいまでも「輸入車は左ハンドル主義!」な人が存在するワケ (2/2ページ)

ほとんどの輸入車に右ハンドルが用意されるいまでも「輸入車は左ハンドル主義!」な人が存在するワケ

この記事をまとめると

■いまや輸入車の大半が右ハンドル仕様となっている

■しかし現在も根強い左ハンドルファンが存在

■考えられる理由を7つ挙げて解説したい

今なお根強い左ハンドルファンが存在

 かつては輸入車=左ハンドルで、それがステイタスになっていた時代もあったが、今ではベンツやBMWなど主だった輸入車の大半は右ハンドル仕様で、BMWはおよそ9割が右ハンドル。

 その反面、一部で根強い左ハンドルファンがいるのも事実。

 フェラーリ、ランボルギーニ、アバルトをはじめ、イギリスが本拠地のマクラーレンですら、圧倒的に左ハンドル仕様が多い。

 これは一体?

理由 その1)ペダル配置の問題

 ひとつには、スポーツカーの場合、コクピットがタイトなので、右ハンドルだとペダル類が左寄りになってしまうことがある。たとえば、964の頃のポルシェ911の左ハンドル仕様は、タイヤハウスがフットレスト。それがちょうどいいポジションだったが、右ハンドル仕様になると全部のペダルが左寄りで不自然だった……。

 最新のスーパーカーだとそうした不自然さはないはずだが、その頃の印象が強いのかもしれない。

理由 その2)コーナーウエイトの問題

 縦置きエンジンには当てはまらないが、横置きエンジンのクルマは、左右の中央にあるわけではない。どうしても左右わずかに偏ってマウントされるので、重量バランスを考えると、ドライバーはエンジンの反対側に座ったほうが理想的。

 輸入車ではないが、ホンダのNSX(NA1)は、エンジンが右寄りに搭載されていたので、左ハンドルのアキュラの方が重量バランスはよかった。

 同様に、三菱のFTOも全日本GT選手権に出場していたマシンは、重量バランスを考え左ハンドル仕様で参戦していた。

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