海を越えて販売されたOEM車もあった!
4)ホンダ・クロスロード
ホライゾンやジャズなど、ホンダは一時クロカンやSUVを持っていなかったので、これらの車種をOEMしてもらうのに積極的だった。国産同士ならまだしても、なんとローバーからも供給してもらっていた。
それがランドローバー・ディスカバリーで、ホライゾンとして販売していた。ちなみにホンダのディーラーではジープのチェロキーを販売していて、けっこう売れた。
5)いすゞ・ジェミニ
ホンダからのOEMをもう1台あげておくと、小型セダンのドマーニを4代目ジェミニとしてOEM供給していた。
※写真はドマーニ
1993年からのことで、バブルの名残りでまだ景気がよく、トラック関係の顧客がついでに営業車として買ってくれたので、需要があったというのが理由とされたが、なかには大型トラックのおまけ用といった都市伝説的な理由もあった。
6)スズキ・キャラ
マツダAZ-1のOEM車がキャラ。エンジンはスズキからのOEMなので、その関係でスズキでも扱うようになったという。中古車としても超レアというわけではなく、意外にタマ数はあったりする。
7)スズキ・ランディ
最後は現行車を見てみよう。スズキから日産へというのは軽でのOEMで実績があったが、その逆は基本的になく、唯一なのがセレナのスズキ版ランディだ。
ミニバンがラインアップされることで取り扱い車種が増えるのと、社員が喜ぶという話もあったりする。注目なのはセレナ自慢のe-POWERはなく、Sハイブリッドのみ。また、プロパイロットもない。さすがにそこまでは供給できないというのが理由だろうか。