名前はかわいく顔は力強く大変身！使い勝手の良さでプロからもアウトドアフリークからも選ばれるキャラバンがマイナーチェンジ

この記事をまとめると
■日産キャラバンのガソリンモデルがマイナーチェンジを受けた
■車名をNV350キャラバンからキャラバンに変更した
■今回のマイナーチェンジでオーテックジャパンが発売する特別仕様車も仕様を変更した

日産キャラバンが力強いフェイスと7速ATを手に入れた

　クラスNo.1となる3050mmの荷室長による広く使い勝手の良い荷室空間や堂々とした存在感のあるエクステリアデザイン、「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」などの先進安全技術が高く評価されている日産キャラバンは、ワークユースのみならずレジャーや趣味などを楽しむ人たちからも支持されている。

　そんなキャラバンのガソリン車がマイナーチェンジを受けた。なお、今回のマイナーチェンジを機に、ガソリン車は、車名を「NV350キャラバン」から「キャラバン」に変更された。

　エクステリアでは、フロントグリルとバンパーを刷新。ダイナミックで力強く、存在感のあるデザインとなった。

　ボディカラーには「ピュアホワイトパール」「ミッドナイトブラック」「ステルスグレー」の3色の新色を追加し、全8色のラインアップとなった。また、特別塗装色には新開発の特殊高弾性樹脂を配合し、日常使用で生じる擦りキズなどの塗装表面の劣化を防ぐ塗料のスクラッチシールドを採用。スクラッチシールドはキズが付きにくく、万が一キズが付いた場合でも、時間の経過とともにキズが生じる前に近い状態に修復される。

　インテリアは、黒を基調に落ち着いた雰囲気を演出。メーターは、先進的で視認性、操作性を大幅に向上した新型ファインビジョンメーター（5インチTFTディスプレイ付）を採用し、ステアリングは、新形状のD型ステアリングとなった。シートトリムの生地も刷新され、質感も大幅に向上している。

　安全性能が大幅に強化されているのも見逃せない。新たに全車標準装備となる「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」は、天候や周囲の明るさに左右されにくいミリ波レーダーとカメラのフュージョン方式により、歩行者の検知も可能となった。

日産キャラバンの「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」のイメージ画像はこちら

　さらに、「インテリジェントルームミラー」をEXグレード以上に標準装備するとともに、EXグレード以上に標準装備している「インテリジェントアラウンドビューモニター」の機能性も向上している。なお、全車が「セーフティ・サポートカーS＜ワイド＞（サポカーS＜ワイド＞）」の対象となった。

　そのほかにも、中立姿勢を維持し長時間のドライブでの疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」を全車標準装備となったのもトピックだ。シート表皮には、ウイルスや菌の増加を抑制する抗菌加工を施したシートバックとクッションを全グレードの全シートに採用し、ステアリングのグリップ部分にも抗菌加工の素材を使用している。また、運転席と助手席のシートバックとクッションにはシートヒーターを装備した。

　気になる走行性能は、7速に多段化したトランスミッションにより、動力性能と燃費性能の両立を実現するとともに、高速走行時の静粛性向上も果たした。さらに、追加されたマニュアルシフトモードにより、意のままのドライビングをすることも可能になった。

　今回のマイナーチェンジを機に、プライベートユースにも対応する専用内外装の最上級グレード「GRANDプレミアム GX」をバンに新設定し、さらに、前型の「DX EXパッケージ」の装備を強化した「EX」グレードも新設定した。なお、「VX」グレードとマイクロバス「DX」グレードは廃止され、2.5リッターガソリンのワゴンとバンの一部（標準幅＆ハイルーフ）に4WDを追加。また、マニュアルトランスミッションも廃止された。