この記事をまとめると
■ホンダが全方位安全運転支援システム「ホンダ センシング 360」を発表
■単眼カメラに加え、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを新たに装備
■2022年中国での発売を皮切りにグローバルで順次適用を拡大予定
ホンダの安全運転支援システムが全方位センシングに進化
いまや新車として販売される多くの車両には、何かしらの安全運転支援システムが装備されている。
ホンダも、道を使う誰もが事故に遭わない社会の実現を目指してハード・ソフトの両面で安全技術の研究開発に取り組んでおり、2014年には安全運転支援システムの「ホンダ センシング」を実用化している。そして今回発表されたのが、そんな「ホンダ センシング」をさらに進化させた「ホンダ センシング 360」だ。
「ホンダ センシング 360」は、現行の「ホンダ センシング」の単眼カメラに加え、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを新たに装備することで360度センシングを実現。
これにより、従来の運転では目視での確認が難しかった車両周辺の死角をカバーし、他の車両や歩行者との衝突回避や運転に伴うドライバーの負荷の軽減をサポートしてくれる。また、開発においては、自動運転レベル3技術の研究開発で培われた知見やノウハウが生かされたという。