スバリスト直伝! 今狙っておくべき注目グレードを紹介
それでは、4代目インプレッサの中でも特にオススメなグレードを4つピックアップしてみよう。
1)2.0i-S EyeSight
昔からよく言われる「最上級グレードは中古になるとお得になる」の好例といえ、前期型なら50万円未満が多数あり、アイサイトVer.3搭載の洗練度の高まった後期型でも車両価格110万円台で狙い目物件が流通している。
最上級グレードなので、質感や装備の面でも十分な満足感が得られるだろう。万能的な実用車として、幅広い層のユーザーにオススメできるグレードだ。
2)1.6i-L/1.6i-S EyeSight
後期型から設定された1.6リッター車のアイサイト(Ver.3)装備車。1.6リッター車は非力ながら基本的な運動性能は2リッター車に遜色がなく、エコドライブに徹すれば、高速巡航では18km/L以上も普通に狙えるなど、いまだSUBARU車史上最高レベルの実燃費が発揮できる点も注目だ。
100万円以下の物件も見られ、大変お買い得。もし走りに頼りなさを感じたら、2リッター車用のリヤスタビライザーを装着すると高速巡航時の安定感がアップするのでオススメ。スバルディーラーで2.5万円ほどの費用でつけられる。
3)インプレッサスポーツHYBRID
2015年6月から追加されたハイブリッド仕様。プリウスなど一般的なハイブリッド車とは異なり、EVモードで走れる領域は極めて少なく、実燃費もそれほど良くないなど、一般的に想像するハイブリッド車とはやや異なる部分の多い個性派ハイブリッドと認識したい。
しかし、駆動用バッテリー搭載により重厚感が増しており、動的な質感は4代目インプレッサシリーズのなかでも突出して高いので、とても洗練度の高い上質なクルマとして味わえる魅力がある。台数は少なめながら、100万円以下の物件も。
4)1.6i /1.6i-L(5速MT)
インプレッサスポーツ、セダンG4ともに1.6リッター車は5速MTが設定され、おそらくインプレッサシリーズ最後のMT車になると予想される。ロースペックながら前述した通り車体のバランスが良く、ソフトな乗り心地からは想像できないほど軽快なコーナリングが味わえ、サーキット走行を行っても問題なく楽しめる隠れた名車だ。
CVTだと平凡に感じるFB16ユニットも、MTで回せば驚くほど痛快なフィーリングで、速さはなくとも存外な充実感が得られることを保証する。流通台数はインプレッサスポーツでも30台ほどと少なめだが、MT派のドライバーには強くオススメしたい。