オイルには汚れを取り込む機能がある
オイルには清浄性という効果もあって、出た汚れを取り込む機能がある。いいオイルはこの性能も高くて、「汚れやすいのはいいオイル」と言われるのはこのため。オイル交換をするというのは、オイルとともに、これらの汚れを外に排出するのが目的のひとつで、放置すればオイルが取り込むことができなくなった汚れが堆積して、石のようになってしまうこともある。
そもそも、汚れがどれだけ取り込まれているかや、粘度がどれぐらい落ちているかは見たり、触ったりしてもわからないから、しっかりと時間と距離で管理されているわけだ。また、オイル交換までの間、不純物はエンジン内部を回ってしまうため、オイルフィルターが付けられている。こちらの交換も指定どおりにしないと、エンジン内部の摩耗などにつながるので、ぜひ励行したい。
ちなみにオイル交換は今では1万2000km毎ぐらいまでロングライフ化しているが、オイルフィルターの交換はオイル交換と一緒に毎回交換となっている。以前はオイル交換2回に1回だったが、それでは汚れを取りきれないということであるし、またエンジンオイルはそれだけ、汚れを取り込んでいるとも言える。