洗車でピカピカでも「クルマの体内」は汚れている! 「デトックス」の手段6つ (2/2ページ)

メンテフリー化が進んだ場所も要チェック!

4)冷却水

 最近のスーパーLLCというタイプを採用しているエンジンは新車から16万km無交換だったりするが、それ以前の一般的なものはやはり車検毎に交換したい。また放置することで防錆効果も薄れてくるし、錆びる鉄部分は少なくなっているが、それでも冷却水は汚れてくるので交換することで排出することは大切だ。

5)燃料系

 タンク内部、パイプやホース、シリンダー内部といった燃料が通るところは汚れが溜まっていく。シリンダー内部はススが原因だが、ホースやパイプ内部はアカみたいなものが発生することもある。ちなみにガソリンが流れていれば自然に汚れは取れるように思えるが、ガソリン自体の清浄力はそれほど高くない。これらの汚れを取るために、洗浄系のガソリン添加剤を定期的に使用するのは効果的だ。ただあまりに頻繁に使用すると、燃料ポンプにダメージを与えるという意見もあるので、シビアになる必要はないだろう。汚れ自体もすぐに付くわけではない。

6)スパークプラグ

 スパークプラグも今や10万km毎の交換指定で、メンテナンスフリー化が進むが、実際に外してみるとけっこう消耗していることが多い。最低限、トラブルが発生しない範囲での指定と言っていい。消耗が進むと、プラグ自体がススけてくるし、シリンダー内部も同様だ。強い火花であれば汚れも付きにくくなって、結果的にデトックスにつながる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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