この記事をまとめると
■そろそろスタッドレスなどへのタイヤ交換を考える季節だ
■タイヤは大きくサマー、スタッドレス、オールシーズンの3つに分けられる
■この記事ではそれぞれの特徴を解説する
サマータイヤは7℃以上あればドライでもウエットでも機能する
10月は衣替えの季節。四季のある日本では、季節ごとに着るものも変えていくのが普通だが、クルマだって初雪の便りを聞く前には、ウインタータイヤの出番となる。
ウインタータイヤがあるということは、サマータイヤや、スプリングタイヤ、オータムタイヤもあるのか、と気になるところなので、この季節名によるタイヤの分類方法を再確認しておこう。
サマータイヤ(夏タイヤ)
もっとも標準的なタイヤで、積雪地帯でなければ、基本的に1年中使えるタイヤ。雪が降る地方でも、冬以外はこのタイヤを履いて走るので、夏タイヤ、3シーズンタイヤなどと呼ばれることもある。
もう少し細かく説明すると、気温が7℃以上あれば、ドライ路面でもウエット路面でもきちんと機能するように設計されていて、街中から高速道路まで安心して走ることが出来る。
唯一の苦手は、低温時。真冬の路面温度が低いときは、性能が低下し、グリップ力もかなり落ちる。とくに氷雪路は極端にグリップが落ちてしまう……。
ウインタータイヤ≒スタッドレスタイヤ
雪や氷に強いタイヤで、厳冬期でも性能を発揮してくれる心強いタイヤ。
厳冬期でもゴムが硬化しづらく、外気温が+7ºC~-20ºCという環境で、十分な性能を発揮できるように設計されている。
反面、気温が高くなると(7℃を超えると)ゴムが軟化し、頼りがいがなくなって、グリップ力も不足。ノイズも目立つようになってくるので、名前のとおり、ウインターシーズン専用のタイヤと割りきって使うしかない。