この記事をまとめると
■不人気と言われていたR33GT-Rが今値上がり中でR32GT-Rのほうが安い場合も
■R32より大柄なボディであることが海外ではむしろ人気のポイントになっている
■ル・マンに出走したことなどや、ホモロゲモデルがあることから海外での認知度も高い
「人気がない」はいつぞやの話。今R33GT-Rがアツい!
第2世代のスカイラインGT-Rの中では、長らく不遇の扱いが続いていたR33型。当時は大きくなったボディや重量増、ロングホイールベース化などがスポーツカーとして不適合であるという評価が多かったのもその要因のひとつと言えるだろう。
しかし、ベースとなったスカイラインの大型化については先代のR32型スカイラインでは4ドアセダンでも後部座席が狭いという市場の声や、高まる安全装備への意識などの時代の流れを受けての結果であり、先代での不満点を解消したことで、バブル崩壊後に登場したモデルであるにもかかわらず、およそ22万台もの販売台数を誇るヒット作だったのだ。ちなみにR34型は販売期間が短いとはいえ、約6.5万台と3分の1以下だった。
また、当時のメーカー広報車は量産車とは異なるチューニング、いわゆる広報チューンがなされていたと言われており、そのダーティーなイメージも不人気の烙印が押される要因のひとつだったのかもしれない。