クルマが「社会現象化」っていまじゃ信じられない！　かつて映画やドラマで「絶大なインパクト」を残したモデル３選 (2/2ページ)

同じクルマを持っているだけで気分は主人公だった！

２）私をスキーに連れてって トヨタ カローラIIリトラ／セリカ GT-FOUR

　1980年代に巻き起こったスキーブームに乗り、大ヒット映画となった「私をスキーに連れてって」は、カローラIIリトラに冬支度をしてガレージから出発するシーンから始まる。このリトラクタブルヘッドライトが開くシーンを鮮明に覚えている人も多いだろう。

　そして劇中では4WDでありながら流麗なクーペフォルムを持つセリカGT-FOURも登場し、スキー=4WDというイメージにSUV（当時はクロカンなどと呼ばれていたが）以外の車種を当てはめた点もオシャレな雰囲気のこの作品にピッタリといったところだろう。とはいえさすがにあの雑なカーアクションは今となっては真似できないが……。

３）あぶない刑事　日産 レパード

　それまでの泥臭い刑事モノとは一線を画す、都会的でスタイリッシュな刑事ドラマとして人気を博した「あぶない刑事」シリーズ。テレビドラマ時代は日産自動車がスポンサーとなっていたことから、メインの覆面車両として当時のスペシャリティクーペ、レパード（F31型）にスポットが当たっていた。

　結局あぶない刑事＝レパードというイメージは強くなり、前期型から始まったレパードとのタッグは後期型へマイナーチェンジされた後にも続くほどだった。

　その後、一旦日産が離れたあぶない刑事であったが、最終作の「さらば あぶない刑事」では再び日産とタッグを組み、R35型GT-Rなど、当時の日産車が多数登場。そしてサプライズとしてF31レパードも再登場し、ファンを喜ばせたのだった。