簡単装着で運転のフィーリングが激変!
3)光モノ
3つ目は、外観やインテリアに劇的な変化をもたらし、上質なクルマに格上げしてくれる「光モノ」のカスタム。
たとえばニッサン・キックスでは、6個のLEDが内側から外側に流れるように光って、先進的でスタイリッシュな印象にしてくれる「シーケンシャルドアミラーウインカー」が人気。高級車のトレンドとなっている「流れるウインカー」がドアミラーに手軽に付けられるというのがいいですよね。
また、インテリアでは、アルファードなどトヨタ車に用意されている「イルミネーションセット」もムーディな雰囲気にしてくれるカスタム。前席の足もとやカップホルダーの手元などが、優しいブルーの光で照らされて、一気に素敵な空間になります。ドアを開けたときに、スカッフプレートのロゴが光るパーツなどもあり、夜間に乗り降りするたびに目に入って心が弾むし、足もとの視認性も高まるのがいいところです。
4)エアロパーツ
4つ目は、走行性能や乗り心地、燃費などを向上させるために、エンジニアたちが地道なテストを繰り返して、そのクルマ専用に完成させたエアロパーツ。
その代表的なところでは、ホンダのModulo Xやニッサンのニスモ、トヨタのTRDといった純正カスタムブランドがあります。たとえばModulo Xは、エアロパーツで見た目の印象を変えるという目的だけでなく、「実効空力」といって一般道を走るような低速でもしっかりと実感できるような、空気の流れを整える作用をもたらすフロントエアロバンパーなどを開発。
ノーマルと乗り比べると、カーブでの安定感がアップしたり、ハンドリングが落ち着いて上質感がアップしたりと、さまざまな効果が感じられて嬉しくなります。他にはトヨタ・ライズのTRDフロントスポイラーなども、装着すると安定感や乗り心地が変わるといった声を聞きました。せっかくつけるなら、そうした効果があるパーツがいいなという人は、チェックしてみることをオススメします。
5)ステアリングやシフトノブ、ペダルの交換
5つ目は、やはり運転の際に上質感を感じやすいカスタムとして、ハンドルを本革巻きに変えたり、シフトノブやペダルをアルミ製やチタン製に変えるといったカスタムがあります。
これは運転する人以外にはまったく関係のないところで、触ることもないので実感するのはドライバーのみ。外からはわかりにくいところなので、ちょっとマニアックなカスタムかもしれませんが、運転するときには必ず手や足が触れる部分なので、ドライバーの満足感はかなりアップすると思います。
アルミペダルのほうがアクセルやブレーキを踏んでいる感覚がしっかり伝わってきたり、手にしっくりと馴染む本革やチタンなどの触感が、無意識のうちに心を豊かにしてくれることもありますので、もし運転していて今ひとつ心がときめかないなぁと感じたら、これらのパーツを変えてみるといいかもしれません。
ということで、これまではあまりカスタムというと仰々しいイメージがあった人でも、手軽にトライできて乗るのが楽しくなるようなカスタムをご紹介しました。何年も乗ってきて、ちょっと飽きてきたなぁという頃に、ちょっとしたカスタムを加えてみると、また違った雰囲気になって新鮮さが戻ってくることもあると思いますので、ぜひチェックしてみて欲しいと思います。