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残念ながら「画期的な装備」とはならず! 「カメラ式サイドミラー」3年経っても広まらないワケ (2/2ページ)

残念ながら「画期的な装備」とはならず! 「カメラ式サイドミラー」3年経っても広まらないワケ

この記事をまとめると

■カメラ式サイドミラーの採用は2018年のレクサスESにオプション設定されたのが最初

■画像が鮮明で並走車両を認識しやすい一方で遠近感を掴みにくいというデメリットもある

■まだ登場から3年と日が浅く今後も進化することが期待されている

未来の便利機能的な触れ込みで登場したがデメリットもあった!

 永年クルマの後方確認に使われてきたドアミラー(かつてはフェンダーミラー)を、カメラ画像に切り替える動きが起きたのは、2018年にレクサスESに注文装備されてからのことだ。

 そののち、ホンダeやアウディe-tronといった電気自動車(EV)に装備されている。

 後方確認をより確実にすることが期待され、実際、ESの試乗でも鏡のドアミラーに比べより広角で並走車両を明瞭に確認できるといった利点があった。また、ESでは、画面の拡大縮小の機能も備え、確認したい部分をより確実に映し出す工夫も盛り込まれている。

 一方、フロントピラーの下端近くに設置された画面は、目線で追いやすい位置にあるとはいえ、画像が鮮明なだけに常に映し出される映像を視野の一部に意識させられる。そうした折、対向車とすれ違い、走り去った対向車の後ろ姿も鮮明に画面に映るため、その様子を視線の端にとらえたとき、気づかなかった後続車がすぐ後ろで並走しているのか! という錯覚を起こすことがある。

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