「クルマヲタク」はモテないは勘違い! 「モテる」「モテない」をわける重要な境界線とは (2/2ページ)

コミュニケーションが大事!

 3つ目は、相手の運転に文句を言ったり、クルマ選びを批判しないということ。これはモータースポーツをやっていたり、運転に自信のあるクルマヲタクに多いのですが、相手の女性が運転している横で、「ブレーキが遅い」だの「ウインカーが遅い」だの、右折待ちで「今行けただろ」なんて口を出すのは女性からするとウザイにも程があります。もちろん、安全に気を使ってくれていたり、もっと上手に運転できるように教えてくれているのかな、と感じる部分もありますが、運転中に言うのは逆効果。

 モテるクルマヲタクは、まず自分が運転してそのレベルが確かなものだということを相手の女性にも感じてもらった上で、「こういう時はこうするといいよ」といったアドバイスをします。女性は自分の運転に対して文句を言われているような気にはならないので、素直に受け止めることができ、相手に対する印象もよくなるのです。

 もし、女性の運転にダメ出しをしておきながら、いざ自分が運転したらまったく上手ではなかった、なんてことになったらもう最悪。くれぐれも、運転のうまさを自慢したりすることのないようにしたいですね。また、相手の女性が乗っているクルマに対して「なんでこんなの買ったの?」なんて上から目線で評価するのもやめた方がいいでしょう。

 4つ目は、デートの場所です。クルマヲタクはとにかくモーターショーなどのイベントやサーキットに女性を連れて行きたがる傾向がありますが、それは自分が優位に立てるからではないでしょうか。キラキラした流行のスポットなどに疎いことを、相手の女性に知られたくない、といった自己防衛本能でもあると思われます。でもそこをグッと我慢して、最初は女性の行きたい場所や理想のデートを優先してあげることが大事です。

 何回かデートをして、そろそろ行く場所のネタが尽きてきたかな、という時に女性は「どこか行きたいところある?」などと聞いてくるでしょう。そうしたらチャンスです。「じつはこういうイベントがあって……」などと誘ってみましょう。モテないクルマヲタクは、自分が楽しい場所=相手も楽しいに決まってる、と勘違いしがちです。最初からクルマ関連のデートばかり強要して、愛想を尽かされるのです。

 モテるクルマヲタクは、女性が好きな場所、やりたいことを優先しつつ、たまに自分の意見や好みをうまく提案します。もちろん、サーキットだったら彼女そっちのけでレースに夢中になるのではなく、彼女の体調や楽しんでいるかどうかなどに配慮しつつ、ツアーの添乗員さんになったつもりでレースの解説やサーキットを案内してあげると喜ばれます。「また行きたいな」と思わせる、言わせたら勝ち。そのエスコート次第では、彼女の方がすっかりハマってしまった、なんて嬉しい結果になることもあります。

 というわけで、クルマヲタクであることは、恋愛において決してマイナスではなく、使い方次第で無限の強みになると思います。そもそも、女性は何か1つのことにのめり込み、夢中になっている男性が嫌いではないのです。何に対しても「べつに」と冷めている男性より、少々ヲタクのほうがいいという女性はたくさんいますので、ぜひそれをうまく活かしてモテまくっちゃいましょう。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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