
この記事をまとめると
■クルマのアンテナにはおもにロッドとシャークフィンの2種類がある
■どちらかに統一されないのはクルマの部品としては異例
■なぜひとつに絞られないのかについて解説する
クルマによって統一されていない部品の例は珍しい
普段はあまり意識がいかないかもしれないが、ひと口にラジオのアンテナと言っても、さまざまなタイプがある。従来からあるのが、ロッドアンテナと呼ばれるもので、Aピラーに内蔵されていて感度に合わせて引き出すタイプ。
以前はトランク部分やフロントフェンダーに付いていたこともあった。ただ、全体のデザインにも関係してくるので、最近はルーフの後端に付く短いタイプが主流。
そのほか、バンパー内部に入れたり、リヤまわりのウインドウにプリントされた熱線みたいなタイプもあったが、最近はほぼ見かけなくなってきた。そして現在、増えているのがいわゆるシャークフィンタイプで、ルーフに付いていて、形もその名のとおり、流線型でかっこよかったりする。
現状では短いタイプのロッドアンテナかシャークフィンのどちらかといったところだが、混在していて、どちらかに統一されないのはクルマの部品としてはけっこう異例。