ロールス・ロイスが騒音や不快感のない最高のクルマとして電気自動車の公道テストを開始! 新型車「スペクター」は2023年に発売予定 (2/2ページ)

2023年に市場に投入される新しい電気自動車「SPECTRE」

 そしていま、ようやくロールス・ロイスのコンセプトにテクノロジーが追いつき、ロールス・ロイスが理想とする界最高のクルマを生み出せることになった。

 ロールス・ロイスの新しいモデルには、2017年に発表されたファントムにも使用されているロールス・ロイス独自のアルミニウム・アーキテクチャーが採用される。このアーキテクチャーは、拡張性と柔軟性のあるスペースフレーム構造で、それ以降に発売されるすべてのロールス・ロイス・モデルにも採用される。そしてこの独自のテクノロジーは、ロールス・ロイスによるロールス・ロイスのために開発されたもので、ロールス・ロイスだけが使用できるものだ。じつはこのアーキテクチャーは、設計当初から電動パワートレインの計画を組み込んでおり、ロールス・ロイスの新しい電気自動車は、カスタマーが望む極めて高い期待に応える素晴らしい新製品として完成したという。

 ロールス・ロイスでは、今回発表した新しい電気自動車を「SPECTRE(スペクター)」と名付けた。これは、日本語で「幽霊・亡霊」を意味しており、ファントム、 ゴースト、レイスといったこれまでのロールス・ロイスのクルマと同様、幽玄で別世界のような環境にふさわしい名前としている。ちなみに今回の車名に「SPECTRE」という英国式のつづりを選択したことに、ロールス・ロイスが真の英国ブランドであることの誇りを感じる。

 この新しいプロダクトをたずさえて、ロールス・ロイスは2030年までにすべての製品を完全に電動化するという目標を掲げた。そのときまでに、ロールス・ロイスは内燃機関を搭載する製品の製造・販売から撤退し、ラグジュアリーの未来への道筋を変えるとしている。

 ロールス・ロイスはこの新しい電気自動車「SPECTRE」を、2023年第四半期に市場投入予定だ。


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