この記事をまとめると
■トヨタから新たなモビリティシリーズ「C+walk」の立ち乗りタイプ「C+walk T」が発売
■公道走行は不可で広大な施設内での移動や警備などでの歩行負担の軽減を想定している
■座り乗りタイプ、車いす連結タイプも市販化に向けて開発中
環境に優しく誰でも簡単に乗れる3輪のBEV
いま、自動車業界は100年に1度の大変革の時期といわれているが、もしかしたら大変革はクルマに限らず、歩行領域にも及ぶかもしれない。
そう感じさせてくれたのは、トヨタが新たなモビリティシリーズ「C+walk」の立ち乗りタイプである「C+walk T」を発売したからだ。
「C+walk T」は、立った姿勢での乗車を特徴としており、ステップ高150mmという低くフラットなステップによって、乗り降りしやすく、操作しやすい3輪BEVだ。
システムの起動は、バッテリー電源スイッチをONにしたうえで専用キーを認証エリアにかざすことで行う。脱着式リチウムイオンバッテリーは、付属の専用充電器(AC100V)に接続すればおよそ2.5時間で充電が完了する。
操作方法は非常に簡単で、ハンドル左右にあるアクセルレバーの操作だけで発進、加速、減速、停止までをコントロール。押すと進み、離すと止まり、バックボタンを押せば後進も可能だ。さらに、必要に応じて、左右両手でブレーキレバーを握ることで、通常よりも急激な減速をすることも可能だ。ハンドル角度やグリップ形状、レバー/ボタンの配置なども人間工学に基づいており、誰もが直感的に操作できるようになっている。