この記事をまとめると
■ゆるキャラの歴史は長く1970年にはすでに存在していた
■クルマの消滅ともに姿を消したキャラクターも多い
■人気が出過ぎてグッズ化されたり、そのままメーカーの看板になったキャラもいる
個性豊かなキャラクターがクルマの魅力を思う存分に伝えた
いまや各地方自治体ごとに1種類以上存在しているといっても過言ではない”ゆるキャラ”たち。いまでは公認、非公認も合わせると1000体を超えるゆるキャラが存在しているようで、まさに群雄割拠の時代と言えるだろう。
そんなゆるキャラだが、じつはクルマの世界にも存在しており、CMやカタログに登場するだけでなく、ノベルティグッズなども多くリリースされた人気キャラクターも存在している。今回はそんなクルマ系ゆるキャラをピックアップしたい。
1)サニーちゃん
日産の大衆車として長きにわたってボトムラインを担ってきたサニー。そんなサニーにもマスコットキャラクターが存在していた。それがその名もズバリ、サニーちゃんである。
1970年に登場した2代目サニーの途中から使用されるようになり、日産ヘリテージコレクションに収蔵されている2代目サニーのレーシングカーのリヤフェンダーパネルにステッカーが貼られていることが確認できる。
このサニーちゃんは1980年代初頭くらいまで使用されていたようだが、その後フェードアウト。90年代に「サニーくん」と名前とデザインを若干改めて再登場したが、再び姿を消してしまった。
2)カクカクシカジカ
2008年に登場したトールワゴン、ムーヴの派生車であるムーヴコンテのCMキャラクターとして登場したのがカクカクシカジカだ。
話を省略した際に代用として使われる「かくかくしかじか」が語源となっているが、ムーヴに対して角ばったボディスタイルを持っていたムーヴコンテを表すキャラクターとして登場しており、後半の「しかじか」から鹿を模したキャラクターデザインとなっている。
元々はムーヴコンテのキャラクターではあったが、人気が出たためにムーヴコンテ販売終了後もダイハツの企業CMなどに度々登場しており、ムーヴコンテのキャラクターからダイハツのキャラクターに格上げされたと言っても過言ではない。