クルマのマスコットキャラが絵本やグッズにまで展開された
3)イプー
初代オデッセイが先陣を切った背の高くない3列シートミニバンブームに乗る形で1996年に登場したトヨタ イプサム。このマスコットキャラクターとして登場したのがイプーである。
イプーは黄色い身体を持ち、ウサギのような長い耳とまんまるの鼻を持つ不思議なキャラクター。CMで人気に火が付いたイプーは、数多くのノベルティグッズが作られたほか、絵本なども複数冊リリースされていた。モデル途中でイプーの対となるキャラクターとして男の子のサムーが登場しているが、こちらはそこまで話題となることなく、2代目へフルモデルチェンジを実施した際に共に消滅。
2代目モデルは「ミニバン・トゥモロー」をコピーに名犬トゥモローという犬が登場していたが、こちらはそこまで話題になることもなかったようだ。
4)低燃費少女ハイジ
初代日産ノートの後期型、2009年春ごろからCMなどに登場していたのが低燃費少女ハイジだ。その名の通り、アルプスの少女ハイジが元ネタとなっており(許諾済)、各キャラクターの配役なども共通しているが、基本はハイジが「低燃費ってなあに?」と聞きまくるシュールな映像作品となっていた。
キャラクターデザインはそれ以前にノートのCMで使用されていた「The World of GOLDEN EGGS」と共通であり、声優は友近と次長課長の河本準一の2名が担当(ナレーターは原作と同一人物)。アドリブ豊富で関西弁交じりのアテレコも話題となっていた。